春霞塾 | 捨てるのですか、食料を、命を、僕たちを
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捨てるのですか、食料を、命を、僕たちを

捨てるのですか、食料を、命を、僕たちを

塾生が10月7日に実施される文化祭で「フードドライブ」という活動を立ち上げます。彼女はその準備のため各学年の朝礼に趣き、プレゼンテーションをしています。今日のブログはweb上模擬プレゼンテーションです。

「私は昨日の夕ご飯に鶏のから揚げを食べました。皆さんの中にも鶏肉を食べたという方はいらっしゃると思います。チキンソテーでしょうか、親子どんぶりでしょうか。鶏肉に限らず、皆さんそれぞれ何かは口にしたことと思います。今から私の夕ご飯になってしまった、ニワトリの一生を紹介します。

これは食用ニワトリの写真です。食用ニワトリはブロイラーといいます。ブロイラーはぎゅうぎゅうの囲いの中で育てられます。自由に羽も広げられず、時には他のブロイラーに羽を踏まれてけがをするものもいます。また、ブロイラーはひなの時に、ほかのブロイラーを突いてけがをさせないようくちばしを削られます。そして、お肉にするときには、このようにコンベアベルトに逆さにつるされて喉を切られます。そのまま失血死するまで放置されます。

このグラフを見てください。このグラフは、日本人の平均寿命とにわとりの自然寿命及びブロイラーの平均寿命を現したグラフです。日本人の平均寿命は2015年の時点で、男性80.79年、女性87.05年というデータが出ています。男女合わせた平均は、83.92 約84年です。それに比べてニワトリは自然寿命で10年と、わずか人間の8分の1です。しかしブロイラーはわずか6週間、人間に例えると1歳で殺されてしまいます。人間の赤ちゃんが愛され育まれている時にはもう、ブロイラーたちの命はないのです。このように、私たちが普段食べている食材は、あらゆるものの命を奪い、加工し、作られたものです。先ずは、そのことを頭においてください。

次に、日本の食料廃棄についてご説明いたします。

日本国内での食品廃棄量は年間約2,800万トン。これは世界最大の哺乳類シロナガスクジラが約15頭分の重量に匹敵します。そのうち、まだ食べられるのに捨てられている食品、いわゆる食品ロスは、約632万トンです。これは世界中で、飢餓に苦しんでいる方々に支援される食料援助量をはるかに上回ります。それだけの量を、日本では無駄にしてしまっているのです。他の動物の命を奪い、いらなくなったらどんどん捨てる。自然も、動物も、飢餓で苦しんでいる国も、自分とは関係がないから、知らない。そんな自分勝手な主張がいつまでも続くわけがありません。食事をする以上、地球にいる以上、人間である以上、食料問題に関係しないはずがありません。

これらのことから、私は自分も何かしたい、しなければと思い今回のフードドライブを企画しました。フードドライブとは、ご家庭にある、まだ食べられるのに捨ててしまう食品を、フードバンク関西という非営利活動法人を通して、福祉団体などに寄付する活動です。私たち一人ひとりの“もったいない”という気持ちがたくさんの笑顔につながります。寄付していただく食品例としては、災害対策に買った食品でもう期限が近いもの、お買い得商品でたくさん買いすぎたもの、お中元でもらったがいらないなというものなどです。賞味期限が1か月以上あり、未開封であること。その他、冷凍食品や野菜はダメといった細かな規則もあります。ぜひたくさんのご寄付をよろしくお願いします。ご協力よろしくお願いします。ご静聴いただきありがとうございました。」
春霞塾でも、10月6日まで食料品のご寄付を募っています。ご自宅にある「きっと食べないで捨ててしまう食料」をご持参下さい。彼女に託し、フードバンクにお届けします。