春霞塾 | Diversity…私の人生を選ぼう!
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Diversity…私の人生を選ぼう!

Diversity…私の人生を選ぼう!

今でも私は年中走っています。向かう先は保育園。娘がぽつんとたったひとり、保育士さんとテレビを見ながら私を待っているからです。

30歳で社会復帰したとき、上の子は5歳、下の子は2歳でした。専業主婦7年間の間に日本語を外国人に教える資格を取得し、

非常勤講師として小学校で指導する生活を始めました。受験勉強は自宅でできましたが、勤務はそうはいきません。当時は3校を掛け持ちしていたので、田んぼの広がる田舎町で車を飛ばしてお迎えに行きました。保育園で声をかける度に、幼い娘は怒っていました。

女性が働く状況はこの数十年でずいぶん変わりました。2017年3月31日総務省統計局発表「労働力調査」によると、15~64歳の人口のうち、働いている女性の割合は68.0%。人数も前年よりも28万人も増えています。ただし、雇用の形態は女性非正規職員の割合は56.1%。男性の非正規職員割合21.3%であることに比べると、女性がパート、アルバイト、派遣職員、契約職員なので働く状況が読み取れます。

Diversityという言葉の意味は、本来なら「多様性」ですが、昨今の日本は「人材としての女性の活用」という文脈で扱われることが多いようです。しかし、私は「自分の生き方の可能性」だと考えます。実際、非正規雇用者として働く期間が圧倒的に長かったのですが、検定試験を受験したり大学院で学んだりしたせいか、職に困ることはありませんでした。劇団四季や通訳のアルバイトを楽しんだこともあります。その時々の家族の状況に合った雇用形態で、仕事を続けることができました。

現在、結婚している20代女性は3割以下です。正規の職員として育児を両立するというハードルはずいぶん高そうです。しかし、自分を向上させる機会はどこにでもあるものです。子どもたちにはずいぶん迷惑をかけてきましたが、短時間就業であってもスキルの活用を求められる「ハイスキル主婦」の存在は30年前からありました。

石橋を叩いて渡る危機管理能力は必要です。しかし、実家の母がそばにいてもいなくても、就労も育児もできます。キャリアを生かす醍醐味も、家族を持つ豊かさも美味しいところ取り。今どき選べないなんて!女性だからこそ、生き方は選べるのです。